「巻き取らない支援」が運用を強くする
2026.6.26
現在、私は会計システムの導入プロジェクトに携わっている。
要件定義からテスト、稼働後支援まで関与する中で意識していたのは
「稼働後にクライアントが自走できる状態」を作ることだった。
コンサルタントがタスクを巻き取ることは短期的にはプロジェクトを前に進める。
しかし、その判断がクライアントの運用力を奪ってしまうこともある。
実際、過去のプロジェクトではタスクを巻き取りすぎた結果、
問合せ対応やマスタメンテナンスが社内で完結できず、
外部支援者に問合せが集中してしまった経験がある。
その反省もあり、今回のプロジェクトでは
業務マニュアルや各種マスタなどの成果物は可能な限りクライアント側で作成してもらい、
私たちはテンプレート提示やレビューに徹した。
また、他チームや後続タスクに影響が出る場合を除き、
本来クライアントが担うべきタスクを巻き取らないことも意識した。
結果として、稼働後の問い合わせ対応や運用判断は社内で完結しており、
システムは安定して稼働している。
プロジェクトの成功とは、稼働日を迎えることだけではなく、
ユーザが自立して運用できる状態を作れるかどうかにあると感じている。
【投稿担当:M.N.】
