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中堅企業におけるお金の出入りに関する会計処理の効率化

2025.8.29

入出金に関する会計仕訳の起票は、付加価値を生まないルーティンワークだけに

経理・財務部門にとっては自動化を進めたい作業の一つである。

 

特に中堅・中小企業では、自動化が進んでいないことが多い。

実現には多様なサービスを活用する必要があるため、

それなりの投資額になってしまい、先送りにしてきた背景がある。

 

本稿では、比較的安価に導入可能なサービスをご紹介したい。

 

■入出金データの収集:例)BizHawkEye等
複数の金融機関取引を、同一インターフェースで操作可能とするマルチバンクサービス。

入出金明細データの取得を自動化

 

■入金内容の把握:例)仮想口座サービス
かなり以前から金融機関が提供する入金内容の特定の容易化を目的としたサービス。

仮想口座番号をキーにして入金内容を把握

 

■出金内容の把握:例)SMBCパーフェクトクリア等
口座引落の明細特定の容易化を目的とした、支払用仮想口座サービス。

仮想口座番号をキーにして出金内容を把握

 

上記サービスを組み合わせて会計システムにデータを取り込み、

取引内容に応じた仕訳パターンを会計システムに設定すれば、仕訳生成の自動化が可能となる。

 

【投稿担当:R.T.】

 

◆レポート配信のお知らせ◆

2025.8.22

『ERPグローバル展開と内部統制評価制度への対応』 執筆者:清水

https://www.crossfields.co.jp/cms/wp-content/uploads/2025/08/magazine_vol47.pdf

 

グローバル化が進む中で、企業におけるERPシステムのグローバル展開は、経営の可視化や業務効率化、ガバナンス強化など、多くの目的をもって進められています。

 

同時に、財務報告に係る内部統制報告制度への対応は、もはや一部の企業だけの課題ではなく、グローバルで標準化された業務・システムを展開する際にも避けて通れない検討事項となっています。

 

本稿では、こうした2つのテーマ‐ERPのグローバル展開と内部統制対応‐が交差する領域に焦点を当て、標準テンプレート構築、内部統制への対応、評価体制のあり方といった観点から、具体的な考慮事項を整理しています。

 

グローバルでのERP導入・展開を計画されている企業、あるいは内部統制への対応を見直したいとお考えのご担当者にとって、今後の取り組みの一助となる内容になっていると思います。

 

是非ご一読ください。