移行リハーサルの重要性
2025.10.24
本番移行では、想定外のトラブルが発生することが少なくありません。
私自身も直前での仕様変更が移行データに与える影響を十分に考慮できず、
移行後に問題に気づき補正作業を行った経験があります。
こうした事態を防ぐには、入念な移行リハーサルの実施が不可欠です。
移行リハーサルでは、各マスタやトランザクションデータが取り込まれること、
取込エラーの原因分析や各タスクの所要時間を計測することも大切です。
ただそれ以上に、移行データを用いて実際に後続業務を回し、
データの整合性を確認することが非常に重要です。
例えば、会計システムを導入するにあたっては、
移行した債権データに対して漏れなく請求締処理が出来るか、
請求書の請求金額や繰越金額は正しいか、
通常の締日とは異なるタイミングで請求するなど
イレギュラー処理を行った場合でも問題はないかなど
想定される業務フローに沿って、
正しい結果が得られるか検証することが重要であると考えます。
【投稿担当:R.T.】
