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生成AI時代のコンサルタントの価値の出し方

2026.4.24

Web広告において、

生成AIが作成したキャッチコピーと人間が作成したキャッチコピーを比較した研究がある。

この研究によると、生成AIのコピーは人間を上回る広告効果を示したが、

AIのコピーに人間が修正を加えた場合、さらに高い成果を示した。

AIに不足する社会・時代背景理解や企業の精神性を、人間が補完したためと解釈されている。

 

この「AIの不足を人間が補完する」という視点は、

コンサルタントにとって非常に重要な視点であると考える。

 

昨今、AIを人間の代替として導入し業務効率化を図るプロジェクトの話をよく聞く。

そこで冒頭のコピー研究が示すように、

AIの活用を前提に人間が不足を補う仕組みや業務設計を考えることで、

クライアントの価値最大化につながり、

新たな人間の仕事が創出されることで組織や社会全体の持続可能性も高められる。

 

 

日々業務にAIを利用していると、どうしても作業効率化、

すなわち人間の作業の代替としてのAIという意識になりがちだが、
「AIの不足を人間が補完する」という視点を忘れず、AIと向き合っていきたい。

 

【投稿担当:T.O.】

しぶにしデッキシートの広告を見て思い出したこと

2026.1.23

とある冬の朝、通勤途中に目にした渋谷駅西口方面の通路広告はCanvaだった。

Canvaは生成AIを使い、誰でも簡単にデザイン資料やプレゼン資料を作れることを売りにしたツールだ。

 

一方で、古参のAdobeも生成AIによる資料作成の自動化を

業務文書の領域にまで広げはじめ、MicrosoftのCopilotもこの分野に力を入れている。

 

生成AIによる資料作成は技術進化が早く、その分、普及も速い。

そんな事を考えていたら、あるニュース記事を思い出した。

 

某大手コンサル会社が生成AIで作成した報告書をそのまま成果物として納品したところ、

事実と異なる記載が複数見つかり、結果としてオーストラリア政府から訴訟を起こされたというものだ。

 

AIが書き、人が整え、企業が提出する。

その曖昧な分業の隙間に、ハルシネーション(注1)は静かに入り込む。

 

生成AIは資料作成を効率化するが、責任までは肩代わりしてくれない。

その当たり前の事実を、私たちはどこまで意識した上で「便利さ」を受け入れているのだろうか。

 

注1) ハルシネーション:確率的文書生成器である生成AIが出力した誤(珍?)回答のこと

 

【投稿担当:M.E.】

生成AIが変える!システム再構築の未来

2025.4.25

私が参画しているシステム再構築プロジェクトでは、ChatGPTを活用して、現行資産である ABAP プログラムの一部を Java に、運用スクリプト(UNIX シェル)を PowerShell に自動翻訳する取り組みを進めています。

 

少量のコードなら正確に変換できましたが、コード量が増えると精度が低下する課題に直面し、指示文の調整やコードの分割を工夫しながら試行錯誤を重ねてきました。

 

しかし、今年 2 月に ChatGPT の新モデル「o3-mini-high」 が登場したことで状況が一変しました。従来の「o4」では 100 ステップ程度 のコード変換が限界でしたが、新モデルでは 300 ステップ以上 のコードも高精度に翻訳できるようになりました。

 

今後も新たなモデルの登場が期待される中、AI の活用が当たり前になるシステム開発の時代が目前に迫っていると強く感じています。

 

※ ABAP:SAPという企業向けシステムで使われるプログラミング言語
※ UNIXシェル:サーバー向けのOSであるUNIXのコマンドを自動実行するためのプログラム
※ PowerShell:Windowsの設定変更やファイル操作、ネットワーク管理などのWindowsのシステム管理を自動化するためのスクリプト言語

 

【投稿担当:A.F.】

AIと議事録の親和性

2025.3.25

発展目覚ましいAI技術ですが、最近プロジェクト内で議事録自動作成ツールに触れる機会があったので、私なりに評価してみたいと思います。

 

まずAIが作成した議事録の良さは、「読みやすい」の一言です。
AIならではの言葉・文法の怪しさ、会話前後の若干の飛躍は見られるものの、割と細かいキーワードが拾えていたり、発言のトーンを解析してか、会議内で誰がどの部分を強調したのか明確に書かれていたりと、「どんな会議だったか」の全体感がよく伝わってきました。

 

反面、”議事録”としては非常に「わかりにくい」です。
背景や言外の情報の補完がなく理解度が挙げづらい点や、発言順に囚われない会議目的に準じた体系立った整理がなされていないため、発言の関連性・整合性が読み取りづらい点など、自身が駆け出しの頃に書いてしまっていた”会話録”止まりな印象を受けます。

 

前提から結論までの論理展開として充分な表現かといった観点での所感なので、実のところ、前者の点が補えれば充分だ、という声も多いとは思いますが、理解度の低い会議で議事録の書き手になった際の、方位磁石的な使い方から始めるのが良いかな、と考えます。

 

【投稿担当:K.T.】

 

◆レポート配信のお知らせ◆

2024.7.22

『Excelがデジタルサーバントになる日』 執筆者:遠藤
https://www.crossfields.co.jp/cms/wp-content/uploads/2024/07/magazine_vol45.pdf

 

MicoroSoftのExcelといえば、学生から社会人まで広く利用され、ビジネスツールとしても馴染み深いものかと思います。
DXとしてマクロによる半自動化やRPAとの連携等、拡張しての利用も目にする機会が多くなりました。

 

本稿では、長くシステムの設計・運用に関わってきた弊社エキスパートが、

表計算ソフトの起源、Excelが台頭するまでの歴史を振り返りつつ、

近年Excelに拡張された機能から見る、AIと絡めた更なる活用の道、

次世代の「自動化」を担うツールとしての展望について論じます。