まん延防止等重点措置期間だったということもあり、週末は冬季オリンピックを観戦することが多かった。様々な競技で選手たちがそれぞれ最善のパフォーマンスを出し切る姿に時が経つのを忘れるほどだった。最も印象に残ったのは、カーリング女子の活躍だ。どんな状況に置かれても笑顔や声がけを忘れず、何よりも一人ひとりが自分の役割を果たそうとしている姿に感銘を受けた。一方、様々な企業で推進されているプロジェクトはどうか。参画メンバーが自分の役割を正しく認識し、その役割を果たしているか、そもそもプロジェクトの中で役割が適切に定義できているのか。あいまいなままに進行し、後々工数が足りない、予算が足りない 等の事態に陥いるプロジェクトはかなり多いのではと思っている。プロジェクト参画者の役割と責任を明らかにするために使用されているRACI図を通じて、プロジェクトにおける役割定義でどういう点を注意しなければならないか、筆者の経験を基に解説していきたい。
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