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【レポート】

データドリブン経営を定着させるために ~ BI運用とプロジェクト推進の現場で見た成功と失敗のリアル ~

2026.01.23

システム導入・DX推進

はじめに

データ活用の重要性が叫ばれ、多くの企業がDXを掲げるようになった今、「データドリブン経営」という言葉はもはや特別な概念ではなく、一般的な経営キーワードとなった。しかし、その言葉の浸透度とは裏腹に、実務の現場ではBIが組織にしっかりと根付いている例は決して多くない。
筆者はこれまで、BI基盤の導入や基幹システム導入など数多くのプロジェクトに携わってきたが、多くの企業が共通して抱える課題がある。それは「BIを導入したが定着しない」という事象である。
導入直後こそ興味本位でアクセスされ利用率は比較的高いものの、数週間〜数か月が経過するとアクセスは急減し、「月次の時だけBIを開く」、「会議資料作成のために参照する」といった状態に落ち着く。そして最終的には、導入前に使っていたExcelが復権し、「Excelの方が楽」、「Excelの方が正しい」と語られるようになる。

このような状況を見るたびに感じるのは、BI導入の本質は「可視化」ではなく「組織の行動変容」にあるということだ。ダッシュボードはあくまで手段であり、目的は意思決定の高度化であるが、多くのプロジェクトで、「可視化ができれば成功」という認識が存在する。実はこの認識こそが、BIが形骸化していく最初の分岐点となる。
筆者が多くのプロジェクトを経験する中でたどり着いた結論は、「BIが定着しない最大の理由は“人と組織の構造”にある」ということである。

本稿では、ツール機能や可視化テクニックではなく、「なぜBIは使われないのか」、「どうすれば使われるようになるのか」という、より本質的なテーマについて考察する。

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