クロスフィールドでは、若手社員の成長を支える仕組みのひとつとして「メンター制度」を導入しています。
業務上の指導にとどまらず、キャリアの考え方や仕事へのスタンスまで、プロジェクト外の社員と定期的に対話できるこの制度。
今回は、メンターとしては初めて制度に関わる稲見さんと、メンティーとして制度を活用している三木さんに、1on1のリアルな中身や、制度を通じて得られた気づきについて語ってもらいました。
■プロフィール

★メンター
シニアコンサルタント
稲見 公彦 Kimihiko Inami
2023年に中途入社。前職では機械部品メーカーで営業技術職として製品説明や提案を担当。
現在は出版社の予実管理システム刷新プロジェクトにてシステム導入検討チームのリーダーとして活躍中。
初めてのシステム開発ながら、要件定義からリリースまでを経験し、実装された瞬間の喜びが印象に残っている。
最近は冬季オリンピックに感化され、趣味のスノーボードでキッカー(ジャンプ)に挑戦中。

★メンティー
コンサルタント
三木 紀佳 Norika Miki
2024年中途入社。前職では専門商社の経営企画部にて、営業施策の企画や中期経営計画の策定、管理会計業務に携わる。
現在は大手製造業のERP導入プロジェクトに参画し、販売物流領域でドキュメントレビューやテスト推進を担当。
自身の担当業務に加え、チーム全体の円滑な進行を意識したナレッジ共有にも取り組んでいる。
趣味は、最近飼い始めた猫と遊ぶこと。
■メンター制度とは
先輩社員(メンター)が若手社員(メンティー)に対し、業務だけでなくキャリアやメンタル面まで幅広く支援する人材育成制度。
【対象者別:1on1実施頻度】

■メンター/メンティーのペアになった当時の印象
吉田:
メンター/メンティーのペアになった時期と、そのときの印象を教えてください。
稲見:
ペアになったのは去年の7月からです。
毎年、会社の年度替わり(7月)に新しいペアが発表されます。
私は今年度シニアコンサルタントに昇格したので、初めてメンターを任されました。
三木:
稲見さんとは、入社当初から社内イベントなどでよくお話していたので、構えるような緊張感はありませんでした。
ただ、仕事の話はほとんどしたことがなかったので、その点で新鮮さはありました。
稲見:
私も同じ印象です。実は三木さんとは入社年度が近いんですよね。
プロジェクトは異なりますが、顔を合わせるとよく話をしていました。
■1on1の実施形式と進め方
吉田:
1on1は具体的にどのような形式で実施していますか。
稲見:
制度上、会食かオンラインを選択できますが、私たちを含めて会食形式で実施しているペアが多いように思います。
三木さんとは一度オンラインでもやりましたよね。
三木:
やりましたね。でもほとんど会食形式ですよね。
吉田:
面談はどのように進めていますか?
三木:
特にアジェンダは決めていなくて、フリーで話をする形です。
日頃から話メモしておいて、次の1on1で相談する、という使い方をしています。
2ヶ月に1回実施しているので、けっこう細かい話までできていると思います。
■上長とメンターへの相談の棲み分け
吉田:
担当プロジェクトの上長と、メンターにはどのように相談内容を棲み分けていますか?
三木:
上長には、プロジェクトのタスクにおいてどう進めるかなど、かなり具体的な相談が多いです。
一方でメンターには、「どんなスタンスで仕事を進めているか」や、「行き詰っているときにどう考えればいいか」といった、考え方を聞くことがほとんどです。
同じ質問を上長とメンターの両方にすることもありますが、全く違う回答が返ってくることもあって、「こういう考え方もあるんだ」と勉強になることが多いです。
稲見:
私自身も三木さんと同じで、メンティーとしてメンターに相談することがありますが、三木さんがお話しされた感覚とほぼ一緒です。
参考:クロスフィールドのキャリアパス

■メンターがいることで見えた「次のステップ」
吉田:
(三木さんへ)メンター制度に対して、最初はどのような期待や不安がありましたか?
三木:
前職ではメンター制度や1on1がなかったので、「うまく使えるかな」「何を聞けばいいんだろう」という気持ちはありました。
ただ、普段の業務では関わらない、プロジェクトが異なる方と定期的に話せる場があるのは、すごく良いなと感じていました。
吉田:
メンターがいて良かったこと、助かったことがあれば教えてください。
三木:
私の場合、直属の上長がマネジャーなので、自分と上長の間のランクであるシニアコンサルタントはどのくらいのレベルなのか、何ができていればいいのか、イメージできていなかったんですよね。
でも稲見さんと話すことで、「ここまでできていればいいんだ」という具体的なイメージを持てたのは大きかったです。
日々のプロジェクトワークだと、関わりのほとんどがマネジャーのため「ここまでできないとダメなんだ」みたいになっちゃうんですけど、1on1でシニアコンサルタントと関わることで、「一歩ずつ進んでいけばいいんだな」と思うことができて、すごく助けられています。
稲見:
私がコンサルタントのときの上長は、マネジャーの更に上のシニアマネジャーでした。
三木さんがお話されたように、自分とのレベルの差をすごく感じるんですよね。
だからこそ、近いランクの人と話せるのは、心理的な安心にもつながると思います。
■印象に残っている1on1のエピソード
吉田:
印象に残っている1on1のエピソードがあれば教えてください。
三木:
ファシリテーションの進め方について相談したときです。
稲見さんに相談している中で、準備に時間かけているという話を聞いて、それはすごく印象に残っています。
私ももちろん準備はしていましたが、そこまで時間をかけていたわけじゃなくて。
「稲見さんの(シニアコンサルタント)レベルでそんなに時間をかけてやっているんだ」と、自分が全然足りなかったんだと気づきを得ました。
それと同時に、「今の自分でもできそう」と感じられたこともあって、印象に残っています。
吉田:
ちなみに稲見さんは、過去に同じようなお悩みはありましたか?
稲見:
そうですね、ありました。私の場合は、「自分がファシリテーションをしたらどうなるんだろう」と常に考えていました。
上長がどのように打ち合わせに臨んでいるのかを隣で見ていると、自分が想定していたよりずっと前から準備していたんです。
あわせて、上長がファシリテーションをする際は、「どこで何を話すのか」を全部自分なりに事前に想定して、実際の会議で照らし合わせるようにしていました。
自分の想定と合っていたか、違っていたか、話し方はどうだったか、というのを比較しながら、「ファシリってこうやればいいんだな」というのを、上長の隣で学んでいった感じですね。
その話を、三木さんにもした記憶があります。
三木:
本当にすごいと思いました…!
稲見:
全然すごくないです(笑)。

▲1on1を思い出して語る三木さんと稲見さん
■メンター制度がもたらす「成長しやすさ」
吉田:
メンター制度は、「働きやすさ」や「成長しやすさ」にどう影響していると思いますか?
三木:
若手で特定のプロジェクトに参加していると、関わる人がどうしても限定されがちだと思います。
その中で、立場や評価を気にせず、安心して相談や本音を共有できる相手が制度として用意されているのは、すごく大きいです。
一つの考え方にとらわれず、いろいろな意見を聞けることで、視野が広がり、成長しやすさにつながっていると感じています。
稲見:
仕事の進め方や考え方は、本当に人それぞれ違います。
プロジェクト外の人と話すことで、「こういう考え方もあるんだ」と気づけるのは、この制度ならではだと思います。
■メンター・メンティー両方を経験して感じること
吉田:
稲見さんは、メンターとメンティーの両方を経験されていますが、それぞれの立場で感じることを教えてください。
稲見:
メンティー側としては、プロジェクト外の人と話せること自体がすごく大きいですね。
特に、同じプロジェクトではない、かつ近いランクの人と話せることで、考え方の基準がリセットされる感覚があります。
一方で、メンター側としては、「何かをしてあげる」というより、「お手伝いをする」くらいの感覚です。
三木さんの中にある将来像に、1ミリでも近づくきっかけを渡せたらいいなと思っています。
■これから入社する方へ:メンター制度の活用ポイント
吉田:
最後に、これから入社する方々に向けて、メンター制度の活用ポイントやアドバイスをお願いします。
三木:
この制度は自由度が高いため、メンティー側が受け身の姿勢だと、せっかくの機会を十分に活かしきれません。
主体的に考えて使えば本当に良い制度なので、ぜひ積極的に活用してほしいです。
稲見:
かっちりやりすぎず、「いい息抜き」でありつつ、「他の人の話を聞ける機会」として捉えてもらえるといいと思います。
メンティー側が自発的に動けば、クロスフィールドのメンバーは、いくらでも話してくれる会社だと思います。
今回のインタビューを通して、クロスフィールドのメンター制度は、単なる育成施策ではなく、社員一人ひとりが自分なりの軸をつくっていくための仕組みなのだと感じました。
プロジェクトに深く入り込むからこそ、悩んだり、立ち止まったりする瞬間もあります。
そんなときに、プロジェクト外の先輩や、異なる立場のメンバーと対話できることが、視野を広げ、次の行動につながっているのだと思います。
「こうあるべき」を押し付けないからこそ、活用の仕方も人それぞれ。
クロスフィールドらしいメンター制度の在り方が、今回のインタビューを通して伝わってきました。
執筆:採用・広報担当 吉田
