クロスフィールドのマネジャーは、単なる「管理者」ではありません。
現場に深く入り込み、プロジェクトの品質を担保しながら、クライアントとの信頼関係を築くプレイングマネジャーとして活躍します。
今回は、グループ約20社への会計システム導入プロジェクトでPMOを務める中野さんに、担当業務やチーム運営の工夫、そしてマネジャーならではのやりがいについて、じっくりお話を伺いました。
(インタビュアー:採用・広報担当 吉田)

マネジャー
中野 貴仁
Takahito Nakano
2021年中途入社
前職:証券会社の営業
現在は会計システム導入PJと給与社保システム導入PJを支援。構想策定~運用定着化までユーザ側の各種検討支援・プロジェクト管理を行う。
プライベートでは3児の父。最近ベビーカーと抱っこ紐を新調し、ランドセルと自転車2台を購入。子供はかわいいが、支出額はかわいくない。とのこと。
■ 「PMOのリアル」―担当プロジェクトと役割
吉田:まずは、担当プロジェクトと役割について教えてください。
中野:グループ約20社への会計システム導入プロジェクトでPMOを担当しています。
PMOなので、プロジェクトの進め方の定義や運営ルールの設計、日々の進捗や課題の管理を行っています。
プロジェクトを推進するうえで、うまくチームの役割分担にはまらないようなタスクが発生するケースもありますが、それらについても可能な限り対応するようにしています。
ニュアンスが難しいですが、プロジェクト推進に必要なタスクに限らず、クライアントの課題解決のために必要なことはできる限り対応している、といったところでしょうか。
■ 他社と協業しながらの推進
吉田:プロジェクトの人員体制について教えてください。
中野:クロスフィールドとしては、私含めプロパー社員5名、ビジネスパートナー5名の計10名体制です。
私の上長にあたるディレクターは、現在は実務にほとんど入っておらず、役員級の会議や契約周りの対応をしています。
また、クロスフィールド以外のコンサルティングファームも参画していて、そちらも10名くらいの規模です。
そこにクライアントやベンダを含め、多くのプロジェクトメンバーと協業しながら推進しています。
■マネジャーでもデリバリーが中心
吉田:マネジャーとして意識していることを教えてください。
中野:そうですね、マネジャーとして意識している、で言うと、今やっている案件以外のクライアントの困りごとを探すことです。
営業目標が設定されているわけではありませんが、日々アンテナは張っています。
それ以外は正直、マネジャーになってからもあまり変わらないですね。業務の中心はあくまでもデリバリーです。
吉田:マネジャーも業務の中心がデリバリーというのは、クロスフィールドの特徴のひとつですね。
■ 「仕事を作る経験を」―次のステップを見据えた育成
吉田:メンバー育成について教えてください。
プロジェクトメンバーの中には、ベテラン層から若手までいらっしゃるかと思いますが、関わり方で意識されていることはありますか?
中野:1人はシニアエキスパートの大先輩なので安心してお任せしています。
新卒入社6年目のシニアコンサルタントのメンバー(Nさん)は、次のステップを見据えて、自身の役割を全うするだけでなく、プロジェクト設計やメンバーマネジメントの経験を積んで欲しいと考えています。これについては、ディレクターと定期的に話をしています。
吉田:具体的にはどのように進める想定でしょうか?
中野:今メインでやっているプロジェクト以外に、来月からディレクターと私とNさんで新規のプロジェクトを立ち上げます。
その中でNさんには、プロジェクトの立ち上げやプロジェクトマネジメント、メンバーマネジメント等を経験してもらう想定です。
私が深入りし過ぎず、Nさんが自発的に考え、良い意味で苦労してもらえる環境を作ることを意識しています。
■ 「育成のキーワードは“考える力”」―若手への関わり方
吉田:他のメンバーはいかがでしょうか。
中野:もう1名、新卒入社2年目のYさんは、OJTからプロジェクトに入ってもらっています。
まずは一通り仕事を覚えることを期待はしながらも、あまり細かく作業指示を出さないようにしています。
「言われたことをやればいい」という考えにならないよう、思想だけ伝えてあとは自分で考えてもらっています。
吉田:考える習慣が身につくのは重要ですよね。具体的にはどんな場面で意識されていますか?
中野:そうですね。例えば、クライアントとのディスカッションペーパーを作成するにあたり、「プロジェクトリーダーとこういう話をしたいから準備しておいてね」という感じで、何を具体的に準備するかまで詳細に伝えず、本人に考えてもらっています。
そのやり取りを通して、タスクの本質をとらえることや不明点を整理・ヒアリングするスキルを身に着けてほしいと思っています。

▲メンバーとの関わり語る中野さん(本社オフィス:リフレッシュエリア)
■ 「評価の瞬間がやりがい」―クライアントからの言葉
吉田:マネジャーとして、やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
中野:冒頭、あくまでもPMOの役割として話しましたが、マネジャーとしての役割でいうと、クライアントへの提案活動、例えば、継続支援の内容を検討し、人員も自分で決めたうえで提案しています。
その提案書の中では、自身がプロジェクト全体の品質管理を担うことを宣言しています。
そのようにクロスフィールドの看板を背負っている立場としては、コンサルティングの品質をクライアントから評価いただいたときは純粋にやりがいを感じますね。
吉田:「評価」というのは具体的にどんな形でしょうか?
中野:いろいろなんですけど…笑 クライアントの企業規模が大きいので常に複数案件が走っていて、コンサルティングファームも複数参画しています。
今のプロジェクトでも、必然的に他社と比較したうえで我々の仕事ぶりを評価されるんですよね。
その中でクライアントから、「他のプロジェクトとは質が違うよね」「計画の段階からやっぱり違ったよね」というお言葉だったり、日頃の進捗や課題、状況報告についても、「こちら(クライアント側)が取りに行かなくても勝手に情報入ってくるから、楽だわ~」といった感じで、日々のコミュニケーションの中で自然に出てくる評価の言葉が嬉しいです。
■ 「他社との違い」―クロスフィールドの支援スタンス
吉田:他社のコンサルティングファームとクロスフィールドの違いはどんなところだと思いますか?
中野:支援のスタンスが全く違うと感じています。
クロスフィールドは、経営理念である、“クライアント目線で考える“に則り、クライアントに対して主体的な関わりを実践しています。
例えば、クライアントが抱えている課題のうち、3割くらいしか要望として上がってこなくとも、7割くらいまで汲み取ってご提案しているというか。
クライアントの置かれている状況をよく理解したうえで、「そこだけじゃなくてここまで視野を広げましょう」というクライアント目線からの積極的な支援スタイルを評価いただいているのかなと思っています。
吉田:クライアントから日々いただく評価にも表れている部分ですね。
中野:はい。もちろん支援のスコープは設けつつ、それ以外にも更に一歩踏み込みながらプロジェクトを推進するスタンスは、他社と異なる部分かなと思います。
■ 「裁量の大きさが魅力」―マネジャーの役割とは
吉田:クロスフィールドでマネジャーとして働く魅力はどんなところでしょうか?
中野:クロスフィールドにおけるマネジャーは、裁量を与えられていると思います。
他社の場合、同じマネジャーランクであってもチームリーダーという役割に留まることもあるかと思いますが、私は担当プロジェクトにおいて現場を仕切らせてもらっていますし、提案書の作成や人選にも関わっています。
吉田:同じ「マネジャー」でも、担う役割はコンサルティングファームごとに多少変わってくる部分なんですね。
中野:そうですね。裁量をもってプロジェクトに携わりたいという方にとっては、チャンスがある環境だと思います。
そういった環境を求めている方と、是非一緒に仕事をしていきたいです。

▲家族と過ごす休日の1枚。オンとオフの切り替えが仕事の質を高める秘訣。
中野さんのお話から、現場でのデリバリーを軸にしながら、提案活動や人員選定など幅広い裁量を持てることがよく伝わってきました。
他ファームと比べても、主体的にプロジェクトを動かせる環境がある点がクロスフィールドの特徴です。
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執筆:採用・広報担当 吉田
