IFRS対応業務設計
IFRS導入は日本の会計基準の根本的な見直しであり、その影響は会計処理のみならず業務・システムなど非常に広範囲な領域に及ぶものと考えられます。IFRSの収益認識の考え方を自社の取引実態に適用した場合、仮にこれまでの出荷ベースによる収益計上から検収日ベースの収益計上に変更せざるを得なくなった場合、経理部の業務のみならず、営業部の業務へも影響を与えます。それは営業部において検収の有無と日付を先方に確認するという新たな業務が発生するからです。またそれに伴う内部統制も整備しなければなりません。収益だけではありません。固定資産などにおいても現場業務に影響を与えると考えられます。IFRSでは固定資産について毎期、耐用年数や償却方法の見直しを実施することが求められています。結果的に変更する必要がない場合でも、この検証手続きは実施しなければなりません。通常、固定資産の使用状況は現場でないと確認することが出来ませんので、現場での検証手続きが発生します。同様にそれに関する内部統制手続きも整備しなければなりません。
IFRS適用時の業務設計手順:
① IFRSが既存業務に与えるインパクト分析
- まずは、IFRSを導入することによって既存業務の変更(追加)の必要性とその内容について検討が必要です。そのためにはIFRS自体の中身を深く理解するとともに、既存業務を詳細に把握しておくことが必要です。その上で、両者のギャップを的確に押さえることがポイントです。
② 既存業務の変更(追加)の設計を行う。
- 両者のギャップを認識した後、変更すべき業務や新たに追加しなければならない業務の内容を決めます。その際には内部統制の観点を織り込む必要もあります。
③ 業務マニュアルを作成
- 変更または追加した業務については、その内容を担当者に周知徹底するためにマニュアルという形にして明示する必要があります。
業務設計支援内容:
① IFRS導入に際しては、会計/業務/システムを横断した総合的な分析・検討能力が求められます。クロスフィールドは会計専門スキルを有する公認会計士、数多くのシステム導入経験を有するITコンサルタント、業務改善を得意とする業務コンサルタントから構成されていますので、その総合力をもって企業を強力にサポートいたします。
② 経験とマンパワーを要する現状業務/システム分析及び課題抽出を強力にサポート
- IFRS適用が企業の仕組みに与える影響は極めて広範囲に及び、その導入作業では相当なマンパワーが必要になると思われます。例えば収益の認識タイミングを従来の出荷基準から検収基準に変える必要がある場合、まずは現行の販売取引パターンすべてを洗い出す必要があるでしょう。各取引パターンにおいて、どのように検収情報を収集するのかをシステム面・業務面の両方から考えなければなりません。場合によっては契約内容を個別に見直す必要もあるかも知れません。取引先や取引パターンが非常に多く、取引先との間で個別事情を抱えている場合には、これら調査・検討作業が膨大になると思われます。クロスフィールドはこのような業務/システムの現状把握・ギャップ分析・課題抽出において数多くのサポート実績を有しており、より効果的・効率的な作業遂行を実現します。
③ 会計・業務の専門スキルを生かした業務マニュアルの作成サポート
- IFRSに合わせた新しい会計処理ルールを整備し、それにあわせた業務変更・新規業務設計を行った後は、その内容を 「業務マニュアル」として明確にし、社内関係者・グループ企業担当者へ周知徹底していくことが内部統制上も重要なポイントにもなります。クロスフィールドは会計士と業務コンサルタントを中心とした会計・業務専門スキルをベースに、会社側に立って「業務マニュアル」の作成をサポートいたします。
④ IFRSの導入に併せた業務改善・決算早期化の提案
- IFRSと日本基準との大きな相違点として開示情報量が挙げられています。IFRS の開示情報量は従来の日本の有価証券報告書の数倍とも言われていますが、この膨大な情報を適切に収集し、スケジュール内に開示資料を作成するには決算の早期化(標準化)を目指した業務改善が必要です。また業務改善に際してはJ-SOX対応(コントロール整備)も行わなければなりません。クロスフィールドはこのような決算早期化(標準化)・内部統制対応を意識した業務改善案の策定において数多くの実績を有しており、クライアントの実情に合わせた効果的・効率的な改善対応を実現します。
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